今日は3月11日。私たち日本人にとって忘れられない日です。
まだ故郷に戻れない方々、日々復興にむけて一生懸命な方々に対して、私たちができることは何でしょうか。
私たち産婦人科では、新しい命をつなぐお手伝いをさせていただいてます。2年前の東日本大震災の直後も全国からたくさんの産婦人科医が被災地に駆けつけ、また、物資を送ったり、搬送病院として妊婦さんを受け入れたりと現地に行かない医療者も被災地をサポートしていました。そんな危機的な状況でも、また今のようなごく普通の日常でも、1人でも多くの方が安心安全で、幸せなお産をむかえられるよう、日頃からどの施設も工夫しているのではないでしょうか。
震災のようないつ何時来るかわからない非常時に対して医療機関は日頃から対策を考えておく必要があります。特に産婦人科ではお産や緊急帝王切開など、一刻も待てない状況がしばしばみられます。おとめクリニックではそのような非常時に備え、建物自体が頑丈であることは言うまでもなく、バックアップ電源や備蓄水の確保、スタッフの出勤手段の確保、非常時に出勤しやすい場所に住むなどの対策をとっています。実際の医療現場では使い慣れた診察器具や手術器械をある程度確保することが必要になろうと考えます。そういった非常時のことも視野に入れ、器械の選定や採用する数量に至るまでスタッフと熱い議論を行いました。
東日本大震災を教訓に普段からできることをおとめクリニックでも準備していきたいと考えております。