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ドライテクニック

2013年03月25日 | コラム

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 日本ではかつて、赤ちゃんが誕生すると、産湯に入れる風習がありました。その後も毎日沐浴(もくよく)をすることで、皮膚から雑菌を洗い流し、 赤ちゃんを皮膚トラブルから守ろうと取り組んでいました。最近では、その考え方そのものが変化しつつあります。そこで、今回はドライテクニックというものをご紹介させていただきます。
 赤ちゃんは誕生した時、その身体に胎脂(たいし)というものを 付けています。胎脂はその名のとおり白い脂肪のようなもので、赤ちゃんの皮膚を乾燥から守り、体温を保ったりする役割があります。また胎脂そのものが雑菌から身を守ってくれるともいわれています。ドライテクニックとは、出生直後に羊水と血液のみをガーゼでふき取り、胎脂は残しておく方法のことです。新陳代謝が活発になるといわれるころまで、沐浴はせず胎脂を残してあげるほうが望ましいという考え方からこの方法が見直されつつあります。また、母親の胎内にいるときから付いている胎脂は、独特な香りがします。 赤ちゃんもそれをママの匂いとして感じ取り、絆が深まるともいわれています。

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