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おとめクリニックのチーム医療

2013年04月01日 | コラム

 

産科麻酔⑴ おとめクリニックの医療チームには、産婦人科医、助産師、看護師、さらに"産科麻酔医"が加わります。欧米では出産にかかわる周産期医療に産科麻酔医が従事するのが一般的です。帝王切開の手術麻酔だけではなく出産時の母体と児の危機管理や無痛分娩の麻酔を担う産科麻酔(Obsteric Anesthesia)という医療部門が確立されています。日本でも少しずつ産科麻酔医が増えていますがまだまだ少ない状態です。
 一般的に分娩は"母児ともに何事もなく普通に出産できるもの"と考えられがちです。実際には妊娠経過が順調だった妊婦さんも問題なく出産を終えてから、その時はじめて"正常分娩だった"と言うことができるのです。稀に起こる急変時に産科麻酔医は出血量を的確に予測して輸血の必要性を判断したり、超緊急での帝王切開への対応はもちろんのこと、生まれたばかりの新生児救命にかかわるなど、全体のコントロールタワーであり、オールラウンドプレーヤーの役割も担います。そんな予測不能な事態が起こり得る出産の現場には、産科・新生児科の知識を併せ持った産科麻酔医が医療チームの一員として加わることで安全性がさらに高まることが期待されます。
 おとめクリニックでは、産科麻酔医を活かした安心・安全なチーム医療でみなさまをお迎えさせていただきたいと思います。

 



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