厚生労働省が推奨する妊娠全期間を通しての体重増加量について、非妊娠時BMI(Body Mass Index:体重(kg)÷身長(m)÷身長(m)によって算出する数値)が18.5未満である低体重型の妊婦さんは9-12kg、BMIが18.5-25未満の標準型妊婦さんは7-12kg、BMI25以上の肥満型妊婦さんは個別対応とされています。横浜市の母子手帳では66ページに詳細が記載されています。それらを基に当院では妊娠20週頃には個別相談として体重の共有や食生活のポイントなどをお話させてもらっています。
つわりが治まってからは1週間に0.3-0.5kgの体重増加が理想とされていますが、妊婦さんの体重は増えたり減ったり変化していくものなのでこれも目安です。食べたいものを我慢しすぎたり、増えすぎたからと思ってダイエットという考えはせず、バランスの良い食べ方を工夫していきましょう。体重管理のポイントは毎日同じ時間に体重を測ることです。
母子共に健康な出産を迎えることができるように一緒に体重管理を行っていきましょう。