毎年5月31日は世界保健機構(WHO)が'世界禁煙デー'として定めており、喫煙と健康について考える日として重要な意味をもっています。平成24年の厚生労働省国民健康栄養調査では、日本人の喫煙率は20.7%で昨年より上昇しており、男性は34.1%、女性では9.0%というデータが示されております。
当院の患者さんは妊娠されている方が大半なので、喫煙されている方はほぼいない状況です。しかし、ご主人など同居されているご家族の喫煙習慣がとても心配です。妻が妊娠したからとベランダや屋外で喫煙するようになっても、副流煙による影響は阻止できないと立証されています。赤ちゃんにとって、受動喫煙(副流煙)はとても危険な状況に陥ることがあります。また、喫煙家庭で育った子供は喫煙者となる率が高いと言われています。
新しい命が健やかに育つことを家族全員で祈り、このような世界デーを機会に禁煙について話し合ってはいかがでしょうか。