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お母さんのぬくもり
2014年06月09日 | コラム
お腹の中の赤ちゃんの発達の中で'皮膚知覚'は妊娠初期には完成すると言われています。産まれてきた赤ちゃんには既に大人と同じ皮膚知覚が備わっています。アメリカの心理学者が行った'ハーロウの実験'があります。産まれて間もない猿の赤ちゃんを母親から離し、愛着について実験をしたものです。一つは柔らかい毛布のような布製で作った人形で、哺乳瓶はない物。もう一つは、針金だけで作られた人形で、哺乳瓶付きです。赤ちゃん猿にどのような行動が見られたでしょうか?結果は、ミルクを飲む時以外は柔らかい布製の人形のところにしがみついていたということです。
実験でも実証されたように、お母さんはただ空腹を満たしてくれるだけの存在ではなく、ぬくもりを与えてくれる存在だということです。ぬくもりやスキンシップは、赤ちゃんの体と心を育みます。 ずっと'くっついていたい''安心したい'という赤ちゃんの気持ちを大切にして、ぜひ素敵な親子のスキンシップを育んでいただきたいと思います。